木の家づくりを通して、未来を創る。

建物は石油や電気といった大きなエネルギーを使って建てられます。暮らし始めた家でも、やはりエネルギーを使います。そのエネルギーはちょっとした考え方・暮らし方で減らすことができるかもしれません。例えば・・・

  • 近くの山の木で家をつくる
  • 風を取り入れて涼しく暮らす
  • 太陽の熱で暖をとる
  • 地域の企業にお金を落とす
  • 暖かくて涼しく暮らせる家を造る
  • 永く暮らせる家をつくる

未来の子供達にこの豊かな自然と景色を残したい。

私たちはそんな想いから、自然と寄り添う木の家づくりを通して、持続可能な未来を目指しています。 子供たちの未来にそっと想いを巡らせてみると、家と家族のあり方が変わるかもしれません。

自然から学び、自然と寄り添って暮らす。

日本には四季があり、私たち日本人はその四季折々の変化を楽しみ、生活を共にしてきました。
その四季の中でも高温多湿の夏を少しでも快適に過ごせるよう、日本の住まいは風通しを一番に考えた「夏を旨」とした造りがなされてきました。

しかし、近年では「高気密・高断熱」を重視し過ぎた為か、夏より「冬を旨」とした家づくりがなされているように感じます。

確かに気密性や断熱性は現代の家づくりにとって大切な要素です。
だからと言って、「エアコン一台で快適」に過ごせる、まるで自然を隔離したような家づくりには、やはり違和感を感じます。

あすと設計では、気密性・断熱性も考えながら、日本人が長年養ってきた家づくりの知恵と工夫を取り入れ、自然の光と風の心地良さを感じられる、そんな日本の家づくりを目指したいと考えています。

 

地産地消の家づくり

地元で取れる材料を使って家を建てる。昔は当たり前に行われていた家造りのすがたでした。

今はどうでしょうか。世界中からたくさんの材料を集め、接着剤と石油から作った材料で家造りは行われています。日本中にたくさんある木材さえ、大量の燃料を費やして海の向こうから運ばれて来ています。
このような家造りを続ける事で、日本の林業は衰退し、世界の森は深い傷を負うことになるのです。

私達が地元の木や日本で作られたものを出来るだけ使うことで、それはかなり軽減されます。
その地域で育った木と土で住まいを造ること、それがその土地の気候・風土に一番なじみ、強い家造りとなるのです。

 

自然素材でつくる家づくり

なぜ自然の素材にこだわるのか? 環境のため? シックハウスにならないため?
確かにそれらも大きな理由ですが、一番の理由は自然素材を使った空間が、理屈抜きに心地良いからです。

それは、ひとつひとつの素材が湿度を調整し、呼吸している為、一種の森林浴のような空間を造りだしているのだと思います。
そんな心と体を落ち着けられる空間を皆様にご提供していきたいと考えています。

 

健やかで安らぐ家づくり

シックハウスの問題が取り上げられて、早十数年。長年、シックハウスや化学物質過敏症、アトピーなどでお困りの方のご相談を受け、住まいのアドバイスをさせていただいてきました。
心を落ち着けてくつろぐ場所である住まいが原因で、病気になる。そのような事があっては決していけません。

法律も整備されてきましたが、それでもまだ苦しんでいる人がいます。今後も今までの経験を生かし、その方ひとりひとりにあった住まいづくりをご提案させて頂きます。

 

風土のあった家づくり

その土地固有の文化があり、家づくりがあります。ここ日本の特徴は高温多湿の夏にあり、その夏を少しでも快適に過ごそうと、昔から夏の風通しを一番に考えた「夏を旨」とした家造りがなされてきました。
特に、ここ岡山は瀬戸内海に面した比較的に温暖な気候で、一年を通して台風の被害なども少ない恵まれた土地柄です。

その岡山で家づくりを考えるなら、東北や山陰地方と同じレベルの断熱性能を求めるのではなく、夏の風の向きを知り、窓の配置や種類を考えて家づくりをした方が、より快適な住まいが出来るのではないだろうか。
そんな岡山で暮らす為の家づくりを考えています。

 

職人の伝統構法の家づくり

大工が無垢の木の癖をよみ、左官が土を練り竹木舞(こまい)をかく。そんな仕事をしています。
いつの頃からか大工は現場に届いた材料を組み立て、左官の仕事は激減し、職人の仕事はビニールクロスとベニヤで覆い隠されるようになりました。

それではもったいない。木の構造を見せる造り方や左官仕事はやはりコストは高くなりますが、それだけの魅力があります。 年月を経て増す味わいと美しさがあります。そんな愛着が持てる住まいを職人と一緒に造っています。

 

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