耐震診断ってどんな調査をするの?

昨日は知り合いの工務店からの依頼で耐震診断の調査に行ってきました。
築30年くらいのお宅だったので、行政庁からの補助は対象外のお宅でした。
(行政庁からの補助が受けられる建物は、昭和56年5月以前に建てられた木造住宅です)

「耐震診断ってどんな調査をするの?」
よく聞かれる質問なので、今日は調査内容についてお話をさせて頂きます。

お伺いしたら自己紹介の後
①行政庁の耐震診断制度をご説明
目視を中心に行う簡易診断であり精密診断ではないことをご説明します。

②ハザードマップでお住いの地域のリスクや避難場所のご説明をします。

③聞き取り調査
過去の災害履歴や、増改築の聞き取り、雨漏りやひび割れ、その他気になる事をお聞きします。

④簡易診断の調査項目を説明文を見ていただきながらご説明をします。
間取り確認、開口部の位置や高さ、壁の種類、ひび割れや雨漏りの確認、屋根・樋の痛み
基礎の種類、鉄筋の有無、白ありや腐れの確認、バルコニーの防水状況、建具の動きや傾斜の有無
床や柱の傾斜、浴室の仕上げや劣化状況、筋交いや合板の確認、金物の取り付け状況を確認、
土壁の厚さや範囲、床下・天井裏を目視で確認、家屋周辺の塀傾きひび割れの有無、など

⑤調査を行うに当たっての注意事項をご説明

ご説明が終わったら調査に取り掛かります。
調査には2人で2~3時間必要となることが多いです。
では次回「どんな機器を使って調査するの?」をお話させていただきます。
ご質問等あれば、お気軽に書き込み下さい。

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